キャリーを見るだけで逃げる、捕まえられない、車の中で鳴き続ける、病院では固まってしまう。猫では、診察そのものよりも「病院まで連れて行くこと」が大きな負担になることがあります。

「病院に連れていけないから診察できない」とは限りません。自宅で獣医師の診察を受ける「往診」という選択肢があります。

猫にとって通院が負担になる理由

猫は環境の変化に強いストレスを感じることがあります。キャリーへの移動、車での移動、知らない場所、他の動物のにおいや鳴き声、待合室での待機などが重なることで、通院の負担が大きくなる場合があります。

特に通院が難しくなりやすい猫

高齢の猫、慢性腎臓病などで定期的な診察が必要な猫、痛みや歩行の問題がある猫、キャリーに入れることが極端に難しい猫などでは、通院方法そのものを見直すことがあります。

往診では、いつもの環境で診察できます

往診では、普段生活しているご自宅で状態を確認します。必要に応じて採血・血液検査、超音波検査、注射、点滴、投薬内容の確認などを検討します。

往診前に準備しておくとよいこと

診察前は、猫が家具の奥などに入り込まないよう、可能であれば落ち着いて過ごせる一室にいてもらうと診察がスムーズです。現在使用している薬、最近の検査結果、食事内容なども分かる範囲でご準備ください。

往診ですべて対応できるわけではありません

状態によっては、病院設備を使った検査や入院、救急処置が必要になることがあります。往診で対応できる範囲を確認し、必要に応じて動物病院での診療をご案内します。

緊急性が高い場合

強い呼吸困難、開口呼吸、意識状態の低下、けいれん、大量出血、急激な状態悪化などがある場合は、往診を待たず救急対応可能な動物病院での受診が必要になることがあります。

よくあるご相談

猫をキャリーに入れられません。往診できますか?

キャリーに入れることが難しい、捕まえようとすると強く興奮するなど、通院が難しい猫もご相談いただけます。

病院で緊張して診察が難しい猫にも向いていますか?

往診では普段生活している環境で状態を確認できます。ただし、必要な検査や処置によっては動物病院での診療が適している場合もあります。

往診前に猫を捕まえておく必要がありますか?

可能であれば、家具の奥などに入り込まない一室で落ち着いて過ごせるようにしておくと診察がスムーズです。

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