猫の慢性腎臓病では、定期的な診察や血液検査、皮下点滴などが必要になることがあります。一方で、高齢になるほどキャリーに入れることや車での移動が大きな負担になることもあります。

通院が難しくなっても、診療を中断しなければならないとは限りません。自宅で獣医師の診察を受ける「往診」という方法があります。

皮下点滴は、すべての猫で同じ量・回数ではありません

慢性腎臓病だからといって、すべての猫に同じ量や頻度の皮下点滴が必要になるわけではありません。脱水の程度、食事や飲水量、尿量、体重、心臓の状態、検査結果などを確認しながら、その猫に必要な治療を考えます。

通院の負担も、治療を続けるうえで重要です

キャリーを見るだけで隠れる、移動中に鳴き続ける、病院で強く緊張する、高齢で移動後に疲れてしまうなど、通院そのものが大きな負担になる猫もいます。

慢性疾患では治療を続けることが重要です。通院が難しくなってきた場合は、往診で継続できる診療があるか検討します。

往診で確認できること

ご自宅で食欲、飲水、排尿、体重の変化、脱水、全身状態などを確認します。状態に応じて採血・血液検査、皮下点滴、投薬内容の確認、食事や栄養管理についても検討します。

食べないときは、食事だけの問題とは限りません

腎臓病の猫が食べない場合、吐き気、脱水、便秘、口腔内の問題、電解質異常などが関係していることがあります。「療法食を食べないから別のフードを探す」だけでなく、食べられない理由を確認することが重要です。

こんなときはご相談ください

皮下点滴のための通院が負担になってきた、キャリーに入れることが難しい、高齢で移動後に疲れる、食欲や体重が落ちてきた、現在の点滴量や食事について見直したい、といった場合にご相談いただけます。

緊急性が高い場合

強い呼吸困難、意識状態の低下、けいれん、急激な状態悪化、嘔吐を繰り返して水も飲めないなどの場合は、往診を待たず救急対応可能な動物病院での診療が必要になることがあります。

よくあるご相談

猫の皮下点滴のための通院が大変です。往診できますか?

通院が負担になっている場合はご相談いただけます。現在の治療内容や検査結果を確認し、状態に応じて往診での継続管理を検討します。

往診で血液検査もできますか?

状態に応じて往診先で採血し、当院の検査機器で測定します。

療法食を食べなくなった場合も相談できますか?

はい。食べられない理由も確認しながら、現在の病状や検査結果に合わせて食事や栄養管理を検討します。

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